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【日本製紙】据置:A/安定的 ニュースリリース | 日本格付研究所 JCR 16d0842 1

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http://www.jcr.co.jp/

16- D- 0842

201 6 年 12 月 27 日

株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。

日本製紙株式会社

(証券コード:3863)

【据置】

長期発行体格付 A 格付の見通し 安定的

債券格付 A

発行登録債予備格付 A ■ 格付事由

(1) 日本製紙グループの事業持株会社。グループ全体で洋紙、板紙、家庭紙、特殊紙などの幅広い事業を手掛 けており、国内生産シェアは洋紙でトップ、板紙で第 3 位。エネルギー、ケミカル、ヘルスケア、パッケ ージングなど成長分野への積極的な経営資源配分により、総合バイオマス企業としての事業構造転換を図 っている。15 年に理文造紙有限公司および四国コカ・コーラボトリングの全株式を売却する一方、16 年 には米国ウェアーハウザー社から液体用紙容器原紙事業を譲り受けた。また、段ボール原紙およびクラフ ト紙では、販売機能を統合するなど特種東海製紙と提携関係にある。

(2) 洋紙事業では内需減少が続く中、印刷用紙市況が下落するなど事業環境は引き続き厳しい。一方、足元の 原燃料コスト低下に加えて、当面は海外子会社の不採算事業見直しや合理化の進展が収益回復に寄与する 見通しである。課題である成長分野の伸長に向けては、エネルギー事業で発電能力拡大を進めている。こ のほか、ケミカル、家庭紙・ヘルスケア、パッケージングなどの事業にも注力しているが、本格的な収益 貢献にはやや時間を要する見込みである。財務面では構造転換投資を積極化しているが、キャッシュフロ ーの回復に加えて資産売却を進めていることもあり、財務構成への影響は限定的にとどまるとみている。 以上より、格付を据え置き、見通しを安定的とした。

(3) 17/ 3 期の営業利益は280 億円(前期比 23.8%増)と3 期ぶりの増益が予想される。印刷用紙を中心とす る販売数量減少や市況下落の影響はあるが、原燃料コスト低下や原価改善などによる収益回復が見込まれ る。18/ 3 期も印刷用紙の販売数量は低調な推移が想定されるうえ、円安への反転などに伴い原燃料コス トが上昇に転じる懸念もある。一方、海外子会社では北米の不採算事業見直しやオーストラリアンペーパ ー社の合理化の進展などが期待できるほか、前期の台風や地震などの影響で遅れていた操業安定化による コスト削減効果の発現が見込まれ、収益は全体として回復基調を維持できる見通しである。

(4) 16/ 3 期末のネットDE Rは1. 4 倍となり、前期末比でほぼ横ばいとなった。現行の第5 次中期経営計画で は成長分野に 16/ 3 期から 18/ 3 期までの 3 年間合計で 1, 270 億円の投資を配分する方針であり、投資スタ ンスは従来と比べて積極化してきている。このため、ネット有利子負債は足元でやや増加に転じつつある が、営業キャッシュフローや資産売却資金により投資額をおおむね賄える見込みである。

(担当)古川 聖治・山口 孝彦 ■ 格付対象

発行体:日本製紙株式会社 【据置】

対象 格付 見通し

長期発行体格付 A 安定的

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 8 回無担保社債(社債間限定同順

位特約付)

130 億円 2007 年 3 月 27 日 2017 年 3 月 27 日 1. 970% A

第 9 回無担保社債(社債間限定同順

位特約付)

100 億円 2007 年 5 月 25 日 2017 年 5 月 25 日 1. 960% A

第 10 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

(2)

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http://www.jcr.co.jp/

対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付

第 11 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

150 億円 2010 年 12 月 9 日 2020 年 12 月 9 日 1. 495% A

第 12 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

150 億円 2014 年 6 月 19 日 2024 年 6 月 19 日 0. 970% A

第 13 回無担保社債(社債間限定同

順位特約付)

100 億円 2015 年 6 月 19 日 2025 年 6 月 19 日 0. 962% A

対象 発行予定額 発行予定期間 予備格付

発行登録債 1, 000 億円 2015 年 8 月 2 日から 2 年間 A

格付提供方針に基づくその他開示事項

1. 信用格付を付与した年月日:2016 年 12 月 22 日

2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:島田 卓郎

主任格付アナリスト:古川 聖治

3. 評価の前提・等級基準:

評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の

種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。

4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:

本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、

「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年 11 月 7 日)、「紙パルプ」(2011 年 12 月 7 日)として掲載している。

5. 格付関係者:

(発行体・債務者等) 日本製紙株式会社

6. 本件信用格付の前提・意義・限界:

本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。

本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性

の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので

はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外

の事項は含まれない。

本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま

た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入

手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。

7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:

・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表

・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明

8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:

J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、

独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、

当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。

9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし

■留意事項

本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また

はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、

的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また

は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、

金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因

のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ

って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも

のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として

発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ

を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。

■用語解説

予備格付:予備格付とは、格付対象の重要な発行条件が確定していない段階で予備的な評価として付与する格付です。発行条件が確定した場合には 当該条件を確認し改めて格付を付与しますが、発行条件の内容等によっては、当該格付の水準は予備格付の水準と異なることがあります。

■NR S R O 登録状況

J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス

に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)

項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。

■ 本件に関するお問い合わせ先

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